代表からのご挨拶
「おうるの木」設立のきっかけ
自治会で知り合った若い世代の方の中に、児童教育や療育の仕事に携わっている方がいて、その方たちの話を聞くにつけ意外な事に、世の中に制度が追い付いてないのではなく"制度に世の中が追い付いてない"現状を強く意識しました。また、若い頃にアメリカで働く機会が有り、当地で目撃した地域住民として受け入れられている障がい者の方たちの姿を思い出しました。その時の感動に突き動かされて、と言うとカッコ良すぎますが(笑)でも、それを日本で実現したいと思い、児童発達支援と放課後デイサービスの設立を決意しました。
運営において大切にしたいこと
児童発達支援と放課後等デイサービスは人と人が関わる施設です。何と言っても"血の通った運営"が必要だと思います。お預かりするお子さんは勿論の事、お預けになる親御さんの気持ちや背景、また、日々関わる職員にも喜んでもらえる運営でありたい、と願っています。少々ピント外れに聞こえるかもしれませんが、職員が喜んで働ける環境づくりは重要だと思っています。職員の気持ちの充実が、事故や事件を未然に防ぐ安全な施設運営に直結するからです。結果として、お子さんや親御さんの笑顔に繋がると確信しています。
最初の施設に茅ヶ崎の地を選んだ理由
個人的な話で恐縮ですが、私自身が茅ヶ崎のことが好きだからです。学生のころに辻堂で過ごしたことが有り、この辺りには大きな親近感を覚えています。また、制度を調べ各自治体の現況を調べていくうちに、茅ヶ崎市にはつつじ学園があり県立養護学校があること、近隣に白浜養護や藤沢養護学校、県立療育センター等があることを知りました。しかしながら、これら周辺環境にも関わらず、児童発達支援施設や放課後デイサービスが少ない。これでは、困っている方も多いだろう…と。ここなら微力ながらお役に立てるのではないか?と考えた次第です。
社会創生に寄与できる社会貢献がしたい
おうるの木を通じて、実生活の場と向き合える環境を作りたい。正直なところ、障がいに対する世間の理解と認知は依然として低いままです。だからこそ、小さな自立の積み重ねによって社会性を身に着けた"おうる達"が、社会でみんなと共生できる様にすること。共生できる力を身に着ける事で、おうる達は社会に出て理解され認知されていく。理解と認知が高まる事で健全な社会に変わっていく…そんな社会創生に寄与できれば、と考えています。